かつらやウィッグを長持ちさせるには、やっぱり
自分に合わせて作った女性用かつらはそんなに安いものではありませんから長く使いたいものです。
きちんとお手入れをすると長持ちするのです。
少しでも長持ちさせるためにも正しいお手入れ方法を紹介しましょう。
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女性用かつらの正しいお手入れ
女性用カツラの正しいお手入れはまずはなんといっても優しく洗うことからはじめましょう。
以下日頃のメンテナンス方法をご紹介します。
シャンプー
女性用かつらってシャンプーするの?という人もいると思いますが、シャンプーは最低でも週に1~2回は洗いましょう。
しかし毎日洗うと寿命が縮まってしまうこともありますから注意しましょう。
- シャンプーの仕方
- 『かつら』が乾いた状態でブラッシングをします。
- 容器にぬるま湯を入れ『かつら』の毛先をブラッシングしながらぬるま湯に濡らしていきます。このときのお湯の温度は38℃を目安にして下さい。また、人工毛の場合は水で洗髪しましょう。
40℃以上のお湯はウィッグの毛やベースを傷める原因になりますから注意しましょう。 - お湯の中にシャンプーを入れ、シャンプーを溶きます。
- 擦らずに毛の流れに沿って粗めのクシでブラッシングするようにしましょう。自分の髪をシャンプーする感じでしてしまうと縺れや傷みの原因となってしまいますから注意して下さい。
- 毛の流れに沿ってシャンプーをすすぎます。このときに『かつら』のベースもキレイに洗い流して、シャンプーが残らないようにしましょう。
- 容器にリンスを溶きます。人工毛の場合は洗濯柔軟材を使用します。
- 『かつら』をリンスの溶いた容器の中に2分ほど浸しましょう。
- シャンプーと同じように毛の流れに沿ってリンスを洗い流します。
- 『かつら』をタオルで包み、たたくようにして水気を切りましょう。
このときにバスタオルでウィッグを包み、ネットに入れて洗濯機の脱水で1~2分脱水します。
そうすると簡単に水気が取れるなんて裏技もありますから試してみてはいかがでしょう。 - ドライヤーで乾かすのですが冷風で完全に乾かして下さい。マイナスイオンの出るドライヤーはオススメですね。
このときに完全に乾燥させて下さい。
乾燥しきれていないとニオイの原因になってしまいます。
以上がシャンプーの仕方ですが、初めて『かつら』をシャンプーする場合や、『パーマのかかっているかつら』の場合はシャンプーを溶かした容器の中に『かつら』を入れ20分ほど浸けておきましょう。
すすぎは上の手順どおりでOKです。
トリートメント
- 1円玉くらいのトリートメントを手に取ります。
シャンプー後のウィッグの全体にトリートメントを付けます。
さらにブラシで馴染ませるように梳かして下さい。 - 約3分間そのまま放置します。
- 3分経過したらシャンプーと同じ要領でしっかりと丁寧に洗い流して下さい。
ここで洗い残しなどがあるとベタつきの原因になったり、ボリュームがなくなる原因となります。
すすぎはしっかりとしましょう。 - シャンプーのときと同様にトリートメント後も完全に乾燥させてください。
トリートメントは1ヶ月に2回程度でOKですよ。
大切なかつらやウィッグを少しでも長く大切に愛用してくださいね。
カツラの乾かし方
『かつら』をタオルで包み、たたくようにして水気を切りましょう。自分の髪を乾かすときと同じようにゴシゴシすると傷みの原因となってしまいますので注意しましょう。
※注意※
『人工毛かつら』の場合は裏(ベース)いわいる地肌に当たる部分ですが、ここを乾いたタオルで拭いたら目の粗いクシで毛先から丁寧にブラッシングして下さい。それからドライヤーの冷風で完全に乾かしましょう。
よく乾かすには日陰干しといわれていますが、自然乾燥させるまでに時間がかかり『かつら』の中にバクテリアが繁殖し臭くなってしまうことがありますのでおすすめしません。
さらにセットもしずらくなってしまいますのでドライヤーの冷風で乾かすことをオススメします。
ウィッグのスタイリング方法
女性用かつらをもっとオシャレにしたい!という女性も多いでしょう。ウィッグでいろんなヘアアレンジがしたい!という女性にはとても簡単にセットができる方法がありますので紹介しましょう。
ウィッグのスタイリング方法はヘアワックスやスタイリング剤、またはクリームを使うと簡単にセットできます。
しかしスタイリング剤の中でもハードスプレーやミスト、ムースなどはなるべく使用しないようにしましょう。基本的に固めるタイプのものは避けて下さい。
ウィッグにスタイリング剤をつけるタイミングとしてウィッグが湿っている状態が一番オススメです。
手グシでセットしましょう。
特にオススメのスタイリング剤はワックスですね。ワックスは多少崩れても簡単に直せるのでオススメですね。
またウィッグにボリューム感を出したいときは根元からスタイリング剤をつけると全体的にもボリューム感がでます。
かつらのスタイリングで注意することはフレーキング現象です。
フレーキング現象とは、ハードタイプのスタイリング剤を使うとカチカチになって粉が吹いた状態のときってありますよね。これがフレーキング現象と言います。
糊成分や樹脂成分というものがハードタイプのスタイリング剤に含まれています。
これがウィッグの毛に残ってしまうと傷む原因となります。
このタイプのスタイリング剤を使用したときは必ずシャンプーをしましょう。
フレーキング現象が起こってしまった場合は、その日のうちにウィッグをぬるま湯に浸し、こびり付いている樹脂成分をふやかしてからシャンプーする、ということを何度か行ってください。
そのあとのトリートメントも忘れずにケアするようにしましょう。
フレーキング現象はウィッグにとって、かなりのダメージになりますから頻繁にチェックすることも必要です。
日々のお手入れ
目の粗いクシで全体的にブラッシングし、ベースの内側を硬く絞ったタオルできれいに拭きましょう。
このときに顔にかかる部分の髪の毛も一緒に拭き、できれば内側全体も拭いておきましょう。
『かつら』の一部分だけではなく全体に専用のトリートメント剤を軽くスプレーしブラッシングしましょう。
毎日のことを考えると手間だなぁと思う人も多いでしょう。
しかし毎日のお手入れで『かつら』が長持ちするのなら苦じゃないですよね。
また『かつら』を使用した日は必ずお手入れをしてあげましょう。
女性用かつら・種類別のお手入れ方法
女性用カツラには種類別にお手入れの方法が違うということをご存知ですか?
カツラのお手入れには種類にあったお手入れ方法があります。
種類別に紹介しましょう。
人毛100%
- ぬるま湯にシャンプーを溶かし泡立て、毛先から下にむかって軽くブラッシングをし汚れを落とします。
- 十分にすすぎます。
- 水にリンスを適量入れ、2~3分浸します。
- 再び、よくすすぎます。
- 軽くタオルに包み、力を入れずに軽く叩くように水気をきります。
- 陰干しにし乾燥させます。
人毛MIX
- 水に専用シャンプーを溶かし泡立て、汚れが浮いてきたら毛先から下に向かって軽くブラッシングをします。
- すすぎ残しのないように十分にすすぎましょう。
- 水に適量のリンスを入れ2~3分浸します。
- 再度、十分にすすぎます。
- 軽くタオルに包み、力を入れずに軽く叩き水気を切ります。
- 陰干しで乾燥させます。
- 人毛とは異なりますが半乾きの状態でセットします。
ドライヤーを使用する場合は冷風でドライヤーをしましょう。
合成繊維
- 水に専用シャンプーを溶かし泡立て、汚れが浮いたらやさしく押し洗いをします。
- すすぎ残しのないように十分にすすぎます。
- 軽くタオルで包み、力を入れずに軽く叩くように水気をきります。
- 陰干しにします。
- 完全に乾燥してからスタイルを整え、ウィッグ全体に専用の『ウィッグコンディショナー』をスプレーします。
このように人毛100&人毛MIX&合成繊維で全くお手入れの方法は違ってきます。
せっかく購入したウィッグを傷ませないように種類にあったお手入れをするようにしましょう。
そうすることで少しでもウィッグが長持ちしますからね。
間違ったお手入れは寿命を短くしますから注意してください。
女性用かつら『ウィッグ』の保管方法
ウィッグの保管方法はどうされてますか?
ウィッグはウィッグ台に乗せて保管しなければなりません。
よく美容院なんかで見ますよね。
クローゼットの引き出しや箱の中や机の上にポーンっと置きっ放しなんてことになってませんか?
この状態で保管しておくとスタイルは崩れ、ハネやクセの原因になってしまいます。
さらに通気性もよくありませんから雑菌を繁殖させてしまうこともあります。
ですからいい状態を保つためにもウィッグ台に乗せて保管しましょう。
ウィッグ台やセット台は、ヘアショップやネットで簡単に手に入りますので是非、ご用意ください。
女性カツラ・ウィッグを長持ちさせたい!
女性用カツラで一番傷みやすいところはウィッグの襟足から毛先にかけての髪です。
摩擦によって傷みやすく傷みによって髪が絡んでしまったり…とこれではカツラ・ウィッグは長持ちしませんよね。
このウィッグの髪の傷みや絡みの原因を取り除くにはケアが必要なのです。
使用前、使用後のケアがウィッグを長持ちさせる秘訣なのです。
ウィッグやカツラを長持ちさせる方法を紹介しましょう。
- 使用前のケア
ウィッグの毛先部分にウィッグ専用のスプレーをし優しくブラッシングをします。
このときにブラッシングする方法として毛先から順番に根元にむかってブラッシングをしましょう。 - 使用後のケア
硬く絞った濡れタオルで顔周りを特に念入りに拭きとり、少し濡れた状態で毛先からやさしくブラッシングをしましょう。
保管する場合は日陰で保管をしましょう。
女性用かつら・ウィッグの毛が抜ける原因
カツラやウィッグの毛が抜け落ちる原因で一番多いのはベースや人工皮膚部分の老朽化が考えられます。
人工皮膚部分だけなら修理は出来ますが、それ以外でカツラやウィッグの毛を抜け落ちてしまうのは寿命と考えていいでしょう。
そのほかには扱い方に問題があるかですね。
毛を強く引っ張って強い刺激を与えると当然、毛は抜け落ちてしまいます。
また洗浄力の強いシャンプーや整髪料などを使用すると毛&ベースの両方ともが傷むことがあります。
シャンプーは汚れや余分な皮脂を落としますが、ウィッグの毛とベースの樹脂は繊維の油分まで取り除くことで傷んでしまうのです。
洗浄力の強いシャンプーはウィッグを傷めてしまう恐れがありますから自分の髪よりも丁寧に扱わなければなりません。
また整髪料を使用する場合は、ハードタイプのスタイリング剤には糊成分や樹脂成分が含まれていますので、これがウィッグに残ってしまった場合、フレーキング現象を起こしてしまいウィッグが傷んでしまう原因となります。
このことからスタイリング剤を使用した日は必ずシャンプーをしましょう。
そのまま放置したり、洗い残しがあった場合は抜け毛や絡みの原因となってしまいます。
またウィッグを傷めてしまう糊成分や樹脂成分は放置したり洗い残しがあると完全に除去できなくなることがありますから必ずその日に洗い流すようにしましょう。
※フレーキング現象とは
フレーキング現象とはハードタイプのスタイリング剤を使用したときに白く固まってしまうことを言います。よく髪にこびり付いていますよね。
フレーキング現象が起こってしまった場合はウィッグをぬるま湯にしばらく浸けておきます。
樹脂成分をふやかしてからシャンプーをするという作業を繰り返しましょう。
シャンプーをしたら必ずトリートメントもしておきましょう。
かつら・ウィッグの傷みを軽減させるために
かつらやウィッグは使用していればもちろん傷みます。
また使わずに置いていてもお手入れをしなければ傷んでしまいます。
正しいをお手入れをすればカツラやウィッグの傷みも軽減できるのではないでしょうか。
そこでカツラ・ウィッグの傷みを軽減するにはどうしたらよいのか紹介しましょう。
ベースの傷み
ベースはカツラの裏側にあるネットベースというツルツルのところを言います。
ベースは樹脂でできており、カツラを頭に固定するために接着剤や両面テープを貼るときに使う場所なのです。
新しいときはベースがツルツルの状態ですが、使用していくと水分が抜け剥がれやひび割れといった症状が起こります。
ベースの汚れは傷みになってしまいますから長持ちさせるためにも汚れは残さないようにするのが長持ちさせるコツですね。
カツラを使用した日は必ず固く絞ったタオルで汗や皮脂、汚れを拭き取りましょう。
アルコールは乾燥の原因になりますから使用しないようにしましょう。
シャンプーの仕方&選び方
シャンプーは洗浄力の高いものは避けましょう。カツラメーカー推奨品のシャンプーがオススメです。
少し値段は高くなってしまいますが早く傷んでしまえばそれこそ出費が嵩みますよね。
そう考えるとシャンプーにお金をかけても高いものではありません。
またシャンプーをするときには自分の髪の毛を洗うように優しく丁寧に洗いましょう。
シャンプー前にお湯に浸して汚れを浮かせてから洗うとキレイになりますよ。
シャンプーの後はすすぎです。
すすぎのときにはすすぎ残しの無いようにしっかりすすぎましょう。
すすぎ残しは傷みの原因となります。
すすぎが終われば乾燥です。基本は天日干しが良いのですが、天日干しは時間がかかり雑菌が繁殖しやすくニオイの原因となってしまいます。
タオルで優しく水分を吸い取ったおとはドライヤーの冷風で乾かしましょう。
人工毛かつら・ウィッグの注意
人工毛は熱に弱いので水でシャンプーをし冷風で乾燥させましょう。
人毛以外の場合は銭湯や温泉、サウナは避けましょう。
人工毛は人毛に比べてセットの必要がありません。
裏のベースを乾いたタオルでよく拭き取り、軽く乾かせばOKですよ。
以上のようにシャンプーの仕方などを紹介しましたが、髪質によって異なる点がありますから必ず確認してからにしましょう。
女性用かつら・ウィッグの修理
かつら・ウィッグが傷んでしまったときどうしていいかわからず、放置…なんてことありませんか?
また、修理すれば使えるのに新しいウィッグを購入してしまい家中、『かつら』やウィッグでいっぱい…なんてことになってませんか?
まず傷んだなぁと感じたら早めに修理をするように心掛けることが大切です。
何か感じたらすぐに修理をすることで『かつら』を長持ちさせることに繋がります。
ではどうゆうときに修理をしなければならないのか、紹介しましょう。
- 抜け毛
『かつら』の抜け毛が気になり始めたら補修が必要ということになります。
補修が必要な場合は『かつら』に新しく髪の毛を植えつけます。
『かつら』の寿命は約3年です。
あまりにも抜け毛がひどいようであれば、新しい『かつら』を購入するほうが安くつくかもしれません。 - ベース
ベースは地肌に触れるところです。汗や汚れでベースにヒビが入ったりしてしまいます。
ベースにひび割れができたらその部分を新しく塗り替えなければいけません。
ベースのひび割れがひどい場合は塗り替えても耐久性がなくなってしまい無駄になってしまうこともあります。ですからベースのひび割れに気がついたら早めに塗り替えるようにしましょう。
また塗り替える場合は、購入したときと同じメーカーで塗り替えをしてもらいましょう。
メーカーによってベースの成分が違うことがありますから注意して下さい。 - 破れ
『かつら』が破れてしまったらすぐに修理しましょう。
小さく破れているのであれば補修金額は比較的安くで済みます。しかし破れている範囲があまりにも広範囲であれば、『かつら』本体が傷んでいるために破れてしまうということも考えられます。
広範囲にわたって破れている場合は新しい『かつら』を作ってもらうことをおすすめします。